豆知識 knowledge

エンジン発電機の分類

エンジン発電機は用途によって、常用・非常用及び移動用があり、設置形態によって定置式と移動式に分類されます。

1.用途による分類
常用発電装置
離島のように電力会社の系統から給電が得られない場合や、過疎地など電力会社から給電してもらうために多額の負担金が必要な場合には、エンジン発電機を常用電源として使用します。また、経済的な受電契約を行うためピークカット用・コージェネレーション用エンジン発電機も常用電源として使用できます。これらは「発電所」としての取扱いを受けます。
非常用発電装置
ガス・上下水道などの公共施設、情報社会の中核をになう放送局や無線通信基地の停電は瞬時たりとも許されません。また、デパート・ホテル・病院・地下街など多くの人々が集まる場所、電気が神経系統となり高度な制御を行っている各種プラントやコンピューターによるオンラインシステムなどで、予期せぬ停電が発生した場合、それらの機能の停止、又は低下による大きな経済的損失や、時として人命にかかわる恐れもあります。更には、災害発生時の停電による諸施設の停止又は混乱により生じる二次災害の防止のため、常用電源のほかに非常用電源の確保をエンジン発電機で賄うことができます。

非常用発電装置は、電気事業法上「需要設備の付帯設備」として扱われます。

移動用発電装置
移動用発電装置には、土木・建設・道路工事等などの現場で使用される小型軽量の可搬形と移動を要す通信施設用に使用される車載形があります。これらの移動用発電設備は、平成17年6月1日付け平成17・05・20原院第1号『移動用電気工作物の取扱いについて』(経済産業省原子力安全・保安院長通達)により運用されています。

2.設置形態による分類
可搬形エンジン発電機
可搬形エンジン発電機は土木・建設作業用の工事用電源や、農林・水産業の電源、各種イベント(催物)やレジャーにと、幅広い分野で用いられます。
車載形エンジン発電機
検診車、通信回線中継車、TV中継車、各種イベント用電源車などに搭載されます。
定置形エンジン発電機
定置形エンジン発電機はビル、工場、畜舎、養漁場等の非常用電源や山間過疎地、離島等での常用電源として用いられます。また、季節的変動の大きい食品加工・水産加工工場、夏場のみの冷房設備、冬場のみのスキー場、時間的に限られているゴルフ場、採石場、コンビニエンスストア、レジャー施設、ホテルの電力として、更には排熱を回収した各システムのエネルギーとして、経済的な受電契約を行うためのピークカット用及びコージェネレーション用の電源として使用されます。
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